収穫前の土壌管理

Frank Kuechenmeister/ラレマンドアニマルニュートリション

収穫前の土壌管理についてまとめましたので、ご参考にして下さい。:

  1. 施肥の必要性を確認! イネ科牧草は特に窒素(N)とカリウム(K)を必要とします。マメ科牧草、主にアルファルファは、リン(P)とモリブデン(Mo)、ヨウ素(B)を必要とします。土壌のpHを調べて必要ならば石灰を撒きます。硫黄(S)は多くの土壌で欠乏しており、重要性が増しています。
  2. 収穫前の施肥は厳禁! 堆肥は収穫の少なくとも4週前に散布するようにします。収穫までの間に雨が降れば、なお好都合です。
  3. 雑草の確認!雑草は作物の収量を減らし、サイレージの質を低下させます。また時には苦かったり、もじゃもじゃ、棘があったりで食下量を減らすだけでなく、最悪の場合は家畜にとって有害なものもあります。
  4. 土壌汚染リスクの確認!モグラやネズミが作った穴や起伏はないか調べます。ある場合は収穫前に取り除きましょう。
  5. 土壌中の有効水分量を確認! 収穫までに水不足になり干ばつストレスが起こらないかを確認します。ネット情報や土壌サンプラーでの分析によって、予測することが出来ます。
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